[2008.3.11 19:10]
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」のプレイベントである「クラシック・ソムリエサロン」。
全4回の第3回目が3月7日(金)に東京国際フォーラムにて開催されました。
提供している今年のシステムは、昨年11月にリリースされたばかりのセパレートアンプC-600f、M-600AとユニバーサルプレーヤーDU-80の組み合わせです。このシステムでJBLのProject K2 S9800を鳴らします。
今回も満員の会場
今回のゲストソムリエはクラシック音楽ライターでラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」の1回目からクラシックソムリエを務めている山尾敦史さんです。山尾さんは公式サイトのブログも書かれており、2月に行われた南仏ナントのラ・フォル・ジュルネにも行き、様々なアーティストの方にインタビューされてきたそうです。
また、ご自身でもクラシック中心にブログを書かれておりますのでご興味のある方はどうぞ!
【山尾好奇堂】
http://yamaonosuke.blogzine.jp/honke/
その山尾さんがオススメするアーティストの中で個人的に気になったのはドイツ在住の日本人メゾ・ソプラノ歌手、白井光子さんとピアニストのハルトムート・ヘル氏の「冬の旅」です。通常はバリトン歌手が歌うことの多い「冬の旅」をメゾ・ソプラノで聴くということに加え、詩を「聴かせる」様にゆっくり朗々と聴かせる白井さんの歌い方はとても新鮮でした。
他にもピアノを弾きながら指揮をする、いわゆる「弾き振り」のクリスチャン・ツァハリアスのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」や黒人ソプラノ歌手バーバラ・ヘンドリクスのシューベルト「糸を紡ぐグレートフェン」などが印象に残りました。
またイベントの合間にはサプライズ企画としてカラヤン生誕100周年を記念して作られた、定価何と20万円もする高品位ハードコートガラス製CDのベートヴェン「交響曲第9番<合唱>」を試聴することができました。
http://www.universal-music.co.jp/classics/ims/imcg9001/index.html
同じ録音の通常CDと聴き比べをしましたが、一目(一聴)瞭然!1962年の録音とは思えないくらいクリアで各パートの音の充実度が両者では全く違いました。それでいて合唱部分の迫力は失わず、演奏が終わると同時に客席からもため息と拍手が起こりました。もちろん今回のセパレートシステムだからこそ、この差を明確に描き分けられたのでは、とも思います。
ズシリと重い!通常の約2倍の33gのガラス製CD
ちなみにゲストの山尾さん選曲・監修の「ファンタジスタ!シューベルト~シューベルトと仲間たち in ウィーン」はCD10枚組みで2,500円!(1枚250円、先のガラスCDは1枚20万円ですから800倍!!)
こちらはタワーレコードから発売されておりますので、本番までの準備にいかがでしょう。
さて、このイベントは全4回。最終回となる次回は4月18日(金)19時から東京国際フォーラムとなります。ゲストソムリエはサウンド&ヴィジュアルライターの前島秀国さん(LFJクラシックソムリエ)の予定です。
チケット購入等、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」については下記アドレスからどうぞ!
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj_2008/
投稿者 luxman |イベントレポート
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