[2015.7.23 14:46]
ラックスマンでは、先日、地下試聴室のオーディオラックを新調いたしました。
これまで、かなり年季の入ったGTラックタイプの重量級を長らく使用していたのですが、試聴室はさまざまなお客様をお招きする場所であるということもあって、思い切って入れ替えることとなったのです。
そこで選びましたのが、
ラックスマン製品のグラデーション鋳鉄製インシュレータレッグ等にも採用し、日頃からいろいろご協力いただいている、アイシン高丘株式会社「TAOC」の最新フラグシップモデルCSRシリーズの3段タイプです。
●TAOC オーディオビジュアルラック CSRシリーズ
http://www.taoc.gr.jp/csr.html
今回は、ちょうど雑誌の取材で組むことになった、デジタル/アナログの最強システムをセッティングしてみました。
デジタル:D-08u/アナログ:PD-171A+EQ-500 → C-900u → M-900u×2(BTLモノモード) → B&W 802sD
いかがですか、この迫力。24畳の試聴室全体で見ると割と小ぶりに見えますが、近寄ると、さすが重量級ラックブランドの雄「TAOC」です。
しかしながら、やはりリファレンスルームとして大切なのは、音の違いです。
これまでのラックはあまりに長く使用していたことから、良くも悪くも、それが基準であり、ラックそのものの音質を強く意識することはありませんでした。
そのような状況から、今回のTAOC CSRシリーズに新調した直後の感想としては、あまりもの音の違いに、「あれ?機材間違えたかな」というものでした。
もちろんコンポーネントメーカーとして製品筐体の振動対策には常に意識を払っていたものの、ここまでのはっきりとした音質差になるとは思っていなかったのです。
従来の音をベースに違いを表現すると、まず、音の芯が見えるようにはっきりと出てきたこと。言い方を変えるとシステム全体の解像力が上がり、各楽器の定位やフォーカスが明確になりました。また、低域は重心が下がって、超低域の再生限界も下方向に伸びています。いわゆるHi-Fi性能がグレードアップしたという感想がふさわしいかもしれません。
CSRシリーズは各段の棚板が2枚構成になっていて、下側の棚板は通常のラック同様に支柱に対して固定されているのですが、上側の棚板は下側の棚板にたいして四隅のスパイクでフローティングしている特殊な構造になっています。それゆえに、ラックの各段に製品を設置する際、上側の棚板が少しずれてしまうことがありますが、必ず設置後に上下の位置をキレイに合わせ直すことで、本来の音質が発揮されるようです。
今回のラック・リニューアルで、見栄えはもちろん音質もより洗練されたラックスマン新横浜試聴室。実は、いちはやく先日の「夏の新製品・一挙試聴会」ではお披露目済みです。
参加された多くのお客様からシステム全体をご評価いただくことが出来ました。今後も、試聴室は少しずつグレードアップしていく予定です。ぜひご期待くださいませ!
投稿者 luxman |取材ニュース
- 新横浜本社サービスセンター・年末の修理受付について
2024.11.19 17:35 - 夏季休業期間のお問合せと修理対応について
2024.7.30 16:40 - 冬季休業期間のお問合せと修理対応について
2023.12.21 17:03 - 夏季休業期間のお問合せと修理対応について
2023.8.3 13:53 - 年末の修理受付について
2022.11.21 13:51